副業で民泊を始めたい人必見!民泊運営の始めかた、メリットや注意点を徹底解説 

民泊副業

「副業を始めて収入を増やしたい!」
「民泊副業の運営は大変なのだろうか?本当の事情が知りたい!」

民泊運営は、本業を持つサラリーマンに副業として選ばれ、成功している事例があります。

この記事では、民泊の始めかたやメリットと注意点、民泊副業の成功のコツなどを実際の体験談とともに紹介します。

リスクを減らした民泊運営のノウハウをお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

民泊とは?

民泊は、空き家や自宅の一部を宿泊施設として貸し出すサービスです。

民泊予約プラットフォームの普及と、2018年6月に施行された法律「民泊新法」により、副業としての民泊に注目が集まっています。

日本政府観光局は、2024年1月から10月までの訪日外客数が累計3,000万人超(※1)と発表しました。訪日外客数の増加率は、前年同月比の31.6%増です。訪日外客数の増加とともに、民泊の需要は今後さらに増えることが予測でき、民泊副業で安定的な収入が期待できます。
※1:日本政府観光局より

民泊はホテルなどと違い、ゲストが日本文化をより身近に感じることが出来るので、人気の宿泊施設です。地方の使っていなかった古民家が、今や大きな収入源になっている!ということも珍しくありません。

民泊新法の詳しい解説はこちらをご覧ください。

民泊副業の始めかた

民泊副業を始めるには、以下の5つのステップを踏む必要があります。

物件を用意する

民泊に必要な物件を用意するには大きく分けて3つの方法があります。

所有空き家:所有している空き家を有効活用し、民泊として貸し出す方法です。空き家の状態によっては、修繕やリフォームが必要な場合がありますが、今後の民泊収入で初期投資を回収できる可能性があります。

賃貸物件:所有物件がない場合に、賃貸物件を借りる方法です。民泊運営を目的として賃貸契約を結ぶ場合は、事前に物件オーナーへ相談して許可を得なければいけません。また、マンションのような共同住宅では民泊を禁止していることがあるので、民泊可能な物件を見つけることが重要です。

自宅の一室を貸し出す:自宅に空き部屋がある場合、その一室を民泊として貸し出す方法です。ゲストは、浴室・キッチンなどをホストと共同で利用します。自宅を活用することで近隣への騒音トラブルが減り、空き部屋の有効活用などのメリットがある一方で、盗難などのリスク管理が必須です。

運営の必要な手続き

民泊新法により、個人でも簡単に民泊を始められるようになりました。民泊運営は、必要な書類を集め、自治体へ届出又は民泊制度運営システムへ申請すれば民泊運営を始めることができます。初めての書類収集や申請は、約1ヶ月以上かかることを理解して、民泊運営をスタートさせる目途を立てましょう。

備品の準備

書類収集や申請と同時に、以下の設備を準備しておくと、許可後の民泊運営がスマートに始められます。

キッチン備品冷蔵庫・ケトル・電子レンジ・炊飯器・食器(カトラリー含む)・洗剤・スポンジ
生活家電洗濯機・掃除機・ドライヤー・テレビ・アイロン・空気清浄機
リビング用品ソファー・カーテン・テーブル・時計・ゴミ箱
寝具ベッド・枕・かけ布団・シーツ・テーブルライト
アメニティ用品タオル・シャンプー・ティッシュ・トイレットペーパー・ボディーソープ・使い捨てヘアブラシ・歯ブラシ
その他Wifi設備・ハンガー・筆記用具
消防設備火災報知器など

アメニティは、予定ゲスト数より多めに用意しておくと、不測の事態に対応できます。

民泊施設の評価に大きく影響するのは、ゲストの満足度です。快適な滞在を実感してもらうために、備品は価格よりも、使用感を重視した商品を選びましょう。

初期費用の準備

民泊運営には、大きく以下の初期費用が必要です。

  • 賃貸契約に関する初期費用
  • 物件購入に関する初期費用
  • リノベーション費用
  • 備品購入費用

敷金・礼金・仲介手数料・賃料などは仲介会社や管理会社に確認したうえで用意しましょう。

備品購入は、物件の広さやグレードによっても異なりますが、50万〜150万円を用意しておくと安心です。とくに家電購入は大きな資金が必要ですが、適切なメンテナンスを行うことで長期的に使用できます。
家具の購入にジモティーなどを利用して、初期費用を抑えている場合もあります。不用品の処分に困っている出品者が格安で美品家具を出品していることがあるので、チェックしてみてください。

空き家を民泊として利用する場合、リノベーション費用として百万円単位の費用が必要です。リノベーションした施設は清潔感があり心地よく過ごせるため、数か月先まで予約が埋まる人気の物件になることがあります。一見高く思えるリノベーション費用も、民泊を収入の柱のひとつとして考えた場合、長期的には費用対効果の高い初期投資となるでしょう。

宿泊予約プラットフォームへ登録

法律に基づいた民泊の届出完了後は、宿泊予約のプラットフォームへ登録しましょう。AirbnbやBooking.comなど、複数の宿泊予約プラットフォームを利用すると、より多くのゲストを獲得できる可能性が高まります。

また、複数のOTAサイトで販売をする場合には、サイトコントローラーを導入する必要もあるので、注意が必要です。

民泊副業のメリットと注意点 

民泊副業には、魅力的なメリットと気をつけるべき注意点があります。

民泊副業のメリット 

上手な運営を続けるとストック型ビジネスにもなる民泊副業には、以下のメリットがあります。

空き家の有効活用 

所有している空き家を有効活用し収入を得ることで、固定資産税など定期的にかかる自己負担の軽減が可能です。また空き家利用は、適度なメンテナンスを行うので、建物の劣化を食い止めることにつながります。

本業サラリーマンは信用があるので物件を借りやすい 

サラリーマンは安定した収入と社会的信用があるため、不動産会社やオーナーにとって理想的な借り主です。民泊運営に不可欠な好立地の賃貸物件を比較的簡単に借りることができます。

副収入の安定化が見込まれる 

民泊運営を軌道に乗せることで、安定した副業収入を得ることが可能です。民泊副業の収入から得た利益と、民泊副業成功のノウハウ体験を生かし、更なる賃貸物件を借りて複数の民泊運営を成功させている人もいます。

民泊副業の注意点 

民泊運営では、予約管理や清掃、トラブル対応などの問題が発生します。自分で運営する場合、これらを自ら対処する必要があることを覚えておきましょう。

ゲスト対応 

ゲストからの問い合わせやトラブル対応は、迅速で丁寧な対応が求められます。本業のあるサラリーマンにとって仕事中の対応は、時間が足りずに負担になる場合もあります。また、外国人からの問い合わせに、コミュニケーションの不安を感じる人も少なくありません。

近隣トラブル 

騒音やゴミ問題などは、近隣住民とのトラブルに発展する可能性があります。民泊を始める前に近隣住民への説明は必須です。ゲストへは、施設のルールを明確に示すことが重要です。またホストは、トラブル発生時に現場へ駆けつける必要があります。

メンテナンス 

備品の補填や設備の故障対応、退出時の清掃など、民泊運営には定期的なメンテナンスが絶対に必要です。とくに副業で民泊運営をする場合は、メンテナンスにかかる時間の捻出を忘れてはいけません。

民泊副業を失敗しないためのコツ3選

せっかくビジネスを始めるなら、誰しも失敗はしたくないものです。

ここからは、実際に民泊副業を成功させるための工夫やコツを紹介します。

立地場所の選定 

民泊副業を成功させる一番重要な要素は物件の選定です。アクセスの悪い場所はどうしても人気が出づらいものです。

その点、人気観光エリアや駅近の好条件な物件は、集客力が高くおすすめです。これから物件を選ぶ人は、場所にこだわることが一番重要です。

とはいえ、好立地な物件が必ず見つかるとは限りません。そのような場合は、例えば古民家や長屋などお手頃な金額で仕入れ可能な物件を選ぶなど、工夫が必要です。

インテリア備品への適切な初期投資 

室内のインテリア備品は高級品である必要はありませんが、快適性にこだわることが大切です。あまりにも安価なソファーやベッドは、すぐにくたびれてしまい、使い心地が悪くなります。くつろぎを感じなかったゲストが施設を高評価することはありません。

施設に対する口コミはとても重要なので、施設備品への適切な初期投資が必要になります。

室内の写真撮影にこだわる 

ゲストが民泊を選ぶポイントは、口コミと写真です。実際はインテリアが充実していても、集客できなければ意味がありません。日中の明るい時間帯に撮影し、こだわりのあるポイントは写真でしっかり伝えましょう。

檜風呂の写真を掲載して、お風呂を目当てに来訪するゲストが増えるケースもあります。写真の差し替え後、ポジティブな口コミが広がり、予約が増加した事例もあるのです。写真は、施設の雰囲気を伝えやすく、集客にとても重要です。

民泊副業の体験談

ここでは、実際に民泊副業を始めている人の体験談を紹介します。

  • 民泊副業の収入事例
  • 実際に起きた民泊でのトラブル事例

民泊副業を始める際の参考にしてみてください。

民泊副業の収入例 

民泊新法で民泊副業を始めた場合、営業可能な日数は180日と法律で定められています。

  • Aさん:東京都墨田区 / 1LDK / 1泊の宿泊料22,540円
  • Bさん:京都市東山区 / 古民家風の一軒家 /1泊の宿泊料20,000円

観光庁によると、民泊にかかる平均必要経費は宿泊料の約26%です。ここでいう経費は、清掃費とリネンクリーニング代などで、賃貸家賃は含まれていません。

東京都墨田区Aさん京都市東山区Bさん
民泊宿泊料(宿泊料×180日)¥4,057,200¥3,600,000
経費(宿泊料の26%)¥1,054,872¥936,000
180日稼働した場合の収入¥3,002,328¥2,664,000

好立地であることはもちろん、他の施設と差別化を図ることで稼働率が上がり、収益が増加します。宿泊施設の不足が問題となっている昨今、民泊は副業として十分な収入が見込めるビジネスです。

実際に起きた民泊トラブル事例 

文化の違う外国人が旅行中に起こすトラブルは、予想外の事態が起こることを認識しておきましょう。

ここでは、実際に起きた民泊トラブル事例を紹介します。

トラブル例内容
夜間の騒音トラブル「部屋の外まで大きな話し声がうるさい」と深夜近隣住民からクレームが入る。
ごみ問題マンションの共用部へゴミがポイ捨てされ、問題になる。
喫煙禁煙と注意事項を掲示したにも関わらず、マンションのベランダで喫煙し、においが問題になり、近隣よりクレームを受ける。
物損入室前になかった壁の破損を清掃時に発見。後日、修理費をゲストへ請求する。

言葉の通じない外国人が住宅街で騒いでいると、近隣の住民は不安になるものです。民泊は近隣住民への配慮を大切にするビジネスです。対策として、室内に多言語で注意事項を掲示し、トラブル防止に努めることが重要です。

それでも起こってしまった問題は、ホストが現場に急行して真摯に対応する必要があります。

民泊副業の成功の鍵は無理のない民泊運営

この記事では、民泊副業の始めかたや、失敗しないコツなどを紹介しました。民泊はある程度の資金があれば、比較的簡単に始めることができる副業です。

魅力的な民泊施設は数か月先まで予約で埋まり、良い口コミは新規の予約につながります。

しかし、予約が増えるほど、ゲストとのコミュニケーションも増加し、本業を持つサラリーマンにとっては大きな負担となることも考えられます。

民泊運営代行のTabiiでは、ゲストとのメッセージを平均10分以内に返信して、ホストの貴重な時間を本業やプライベートにあてることができます。Tabiiiで、民泊副業をスマートに成功させましょう!

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この記事を書いた人

2006年から16年間ホテルに従事し、宿泊業に長く携わる。東京都内や地方都市で300室を超える客室の営業、管理を担う。Tabiiiでは営業やリスティング構築、運用などマネジメントを行う。

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